2009年10月19日月曜日

グローバルヒストリー

やさしい経済学ー「社会科学」で今を読み解く-歴史から見る現代-


私は、今はやりの言葉で「歴女」である
といっても、そんなに歴史をたどって勉強するのではなく、著者によって描かれた人物に「憧れ」るだけなので、他の歴女と呼ばれる方の足元にも及ばない。

私が最初に歴史について興味を持ったのは高校生のとき。
世界史の先生が「私の授業を聴くのならまずは『ベルサイユのばら』を読んできなさい」
そうか、と思い読んでみたら、先生の授業が面白かった。

その後、日本史の際にも『日出るところの天使』をやっぱり漫画で読んで、おかげでO先生の脱線する授業も、寝ることなく授業を受けられた。

しばらく離れて3年前に吉川栄治の『三国志』にはまる。
三国志から、日本の戦国時代に興味は移り、数々の武士小説を読み漁る。
「何故、人はそうなるのだろう・・・」と不思議に思い、昨年1年は『古事記』を何度も(何度も読み返さないと理解できない・・・)読み返した。覚えるというよりも、読んでいる時に感じ入っている自分に酔っているのだけですが・・・。今は池波正太郎・・・。

で、今日のタイトルの
“グローバルヒストリー”
抜粋ですが、
「・・・私たちはグローバル化した世界の一部として日本を認識し、その中に自分を位置づける必要がある。流動性が高まり、かつての閉じた日本社会がもはや存在していないことを認識しなくてはならない。この現実から目を背ければ、結局、私たちの周りで生じている事柄の因果関係を見極めることができず、未来どころか現実の社会の変化が見えず、絶えず不安の中で生きていかなければならないことになる。-中略ー 
たとえ、お互いに直接的な接触や交流がなくとも、地球上に存在していた様々な人間集団がどのような社会を築き、どのようにそれを変化させてきたのか、それらの人間集団の間の関係がどのように変化してきたのかを説明できる複線的な歴史・・・“グローバルヒストリー”・・・」


10年前にデンマークへ行き、先輩の紹介で体操学校の先生を頼りに1人で英語すらしゃべれないのに乗り込んだ。
福祉施設やDGI施設を見学したり実際にプログラムに参加して
実際にこの目で、肌で感じたかったからだ。

そのお世話になった先生の(ボディランゲージ半分以上で会話だったけど)言葉が今でも忘れられない。
「日本は鎖国をしていたから、メンタル面が弱いと思う」

返答できなかったですよ。
英語もわからなかったですがね。
大して年齢も変わらない彼が、冷静に日本観を述べ始めた。

私はその当時、何も答えられなかった。

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