2009年12月24日木曜日

高校生の就職率

今日の「朝ズバ “ほっとけない”」で、高校生の就職率の低下を題材にした特集をやっていた。

不況…リストラ…非正規雇用…犯罪増加…

私は、高校生や大学の新卒採用が、その年の景気に左右されるのをなんとか出来ないものかと考える。
若い人たちにチャレンジの場を作ってあげられないのは、自省の念も込めて言うが、大人がだらしがないと思ってしまう。「今年は不況で運が悪い」ということであきらめてしまってはダメだ。

更に、グローバル化も伴い、これから日本人はどうやって食べていくべきかも教えるべきだ。
ある“いい先生”だけが教えられるのでは追いつかない。教育の一環に、科目として取り入れるべきだと思う。
規定の勉強をすることは、社会に出てより良い仕事をする「知識」を吸収しておくこと。それは勿論大事なこと。でも、もっと大事なことは、「生きる力」だと思う。
手段として、職業体験等取り入れられているけど、何故、そういったカリキュラムがあるのか、概論をしっかり理解させ、自分自身の問題として捉えさせなければこの先も
「運、不運」といった外枠だけの問題で片づけてしまい、いつまでたっても自立した人間が育たなくなってしまう。

21日の日経新聞、教育面の記事、労働政策研究・研修機構の小杉礼子さんの分析によれば
「高学歴者ほど自己啓発に努めており、自己啓発をする人ほど正社員への移行率が高い」とのこと。
正社員になることが最終目標でないとしても、自分自身を研鑽することによって自ずと進むべき道が開ける。
でも、今の経済状況で、大学進学を諦めなければならない若者たちもいる。そういった環境の人たちにも自己啓発の重要性を伝え、機会を作ってあげるべきだ。
日本の将来を考えるのであれば、お金をばらまくのではなく、体制づくりにお金をかけてじっくり長期戦略を立てるほうが先決だと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿