2010年6月20日日曜日

素晴らしい指導者

一昨年前まで、我が息子達がお世話になっていた先生のことです。
昨年4月に異動されて新しい赴任先でもバレー部の顧問をされていました。
そのチーム、昨年はアンダーパスすら安心してみていられない、ポジションは間違える、ラリーが続くことなんてなかったのです。応援席も殆ど父兄さんがいらっしゃらなくて、我がチームが勝ってもなんとなく嬉しい気分になれないような状態でした。

それが、本日
そのチームは見事に生まれ変わっていました。
他チームとの対戦をずっと見ていたのですが、声が出る、トスがあがる、アタックを打つ、まあここまでは、毎日練習すればできるようになるでしょうが、それは他のチームも同じ条件です、上達する加速度が速かった・・・。で、私がもっと驚いた・・・というより感心したのは応援席です。観戦する保護者の方が、多くなっていたのです。しかも応援歌もできていて一丸となって応援していたのです。これはある意味、大人も感化され、地域でのコミュニティが育成されていく姿だと思ったのです。
子どもの成長、頑張りに触発されて大人まで足が動く、そんな風に子どもから動かされることもあるのです。
忙しかったり、疲れていたりすると「今日は勘弁してくれ~」と思うこともあります。でも一生懸命やっているかと思うと、行きは重たい足を右動かせ、左動け・・・と思いながら会場に向かうわけです。それが会場に着けば、もう疲れていることなんて忘れて見入ってしまうわけです。そしてなんとなく帰り道は考えさせられて、結果に関係なく見に来て良かった・・・と思わされるわけです。
そういった大人の興味までも引き出した先生。たった1年で、昇格され、また別の中学校に異動されたわけですが今日、区の大会を観戦されていました。
我がチームの子どもたちもその先生が来られたことを知って緊張と嬉しさを感じていたようです。先生から沢山のことを教えていただいて、今日から始まった最後の夏の大会。まずは区大会を優勝で通過。7月からブロック、都大会、そして目指す関東、全国。先を一緒に切磋琢磨して夢を共有できる仲間-。なかなかそんな巡り合せもない。どうか仲間を大事に、頑張って欲しいと思います。あっ、でも面白くないプレーしたら今日みたいにブーイングの嵐だからね。

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