2011年4月17日日曜日

今日は監督やらせていただきました!

私はバレーボールを週2回程度楽しんでいますが、震災後、スポーツのイベントは自粛モードで現在、夜の練習は中止されています。体育館の照明器具は結構電力を使用しますし、何より、夜、街中は照明を落としているのに、煌々としてしかも嬉々とした声で活動するのもなんだろう・・・とのことで地域一体で自粛しているのです。
そのような中、日中の練習活動を先月末に開始し、今日は古巣の体育館で毎年開催されているバレーボールイベント、50歳以上の大会に我がチームのシニアメンバーの監督として参加してきました。

リーグ戦方式でしたが、我がチームは1勝1敗でした。
一試合目は、もう力の差が歴然とした対戦相手で、本当に50歳超えているのか?と疑うほど、どんなボールでも拾うし、エースはどんなトスでも打って返す・・・。お顔を拝見してもお若いし、声もでかい。
ボコボコに近い状態で負けてしまいました・・・。それでも、ミスを無くせば、自滅点を減らせるだろう・・・今いるメンバーでどの位そのミスをなくせるか・・・コーチとフォーメーションを考えました。少しでも、「やった!!」という達成感を持って帰りたい。ただただ負けるのはダメだ。弱点を小さくし強みを大きくする方法を、約40分の間考えた結果は・・・。待つこと、残ることの勇気を維持できるサイドバックを担当していたHさんをバックセンターにし、とにかくバックラインで守る、そしてサイドバックが自由に動けるカタチをつくり、かつハーフセンターを自由に動かす方法でいこうと決めました。

結果、2試合目は勝ち。

2試合、3セットゲームをするのは体力的には厳しいです。3セット目はさすがに足の動きが落ちましたが、目は死んでいませんでした。
やや上位に見えた相手チームに勝てたのは、勝つために何をするかと、1点1点を大事に大事に扱ったメンバーだと思います。詳細をここに書きたくなりますが、このことを書いたのは勝ったことではなくて・・・。

自粛ムードで開催可否すら心配された大会でしたが、100人前後の人が集い、カラダを動かしながら笑ったり、本気で悔しがったりできたことは心身ともに爽快だったと思います。明るいようでもひとりひとり事情を伺えば、今回の震災でそれなりのご苦労をなさっている。それでも、今日、スポーツを楽しみ、明日からも頑張ろうと直截的な言葉は交わさなくても励まし、励まされている。

話はかわりますが、昨日の日経夕刊の”こころの玉手箱”で、囲碁棋士の小林光一氏のコラムに
対局は長時間で、最後はどうじても体力勝負・・・集中力向上のためにゴルフやテニス、そしてジョギングなどを取り入れバテないようになった・・・と書かれていました。

今日、原発事故の東電の見通しの会見を聞くとまだまだ長いようです。
これは仕方がない事実です。

この長く続く、緊張の生活を、ブレずに切れずに、そして諦めることなく生き抜くためには、ただただ不安を解消するのではなく、心の調整を要するスポーツやスクール、サークルなど、出来そうなもの、興味のあるものでいいから取り入れられるといいと思います。心身の協応性、カラダが思うように動けないことも理解できるし、納得もいく。負ければ悔しいかも知れないけれど、本気で悔しがることも時に必要な感情の発散方法です。そしてルールやマナーによって自分を律することが明確に表現できれば自己統制の満足も得られる。

非日常--。スポーツや運動が全て解決できるとは勿論思っていませんが、今の閉塞感を少しでも和らげることができると思います。こういった心身一体の活動、自分のカラダと人の存在を体感せざろえない環境を、楽しみながら皆さんと共有できたら・・・と、思います。

きょうもお休みモードで失礼しました。

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